AI時代における情報セキュリティの進化

【背景】なぜ今、情報セキュリティ強化が必要か?

急速に普及するAIツール(ChatGPT、Claude、Cursor、Copilotなど)により、業務の生産性は大きく向上しています。しかしその一方で、情報漏洩や不適切なデータ利用といったリスクも増加しています。

特に、外部AIに社内データを入力する際の学習設定や、ソースコードの扱い方クラウド上の共有制御が曖昧だと、会社やお客様の信頼を失いかねません。

Tunipiではこれらのリスクを未然に防ぐため、「契約」「ガイドライン」「システム設定」の3つのレイヤーで徹底したセキュリティ運用を整備しています。

【Philosophy|思想】

「信頼される会社」であり続けるために

  • 社内情報も、お客様の情報も「一つの資産」として捉える
  • 情報セキュリティは一部の部署ではなく「全員参加の取り組み」
  • AI時代だからこそ、「人」が判断し、責任を持つことが求められる

この思想をもとに、セキュリティ方針を定め、全社員への浸透と習慣化を進めています。

【Problem Solving|問題解決】

リスクを「隠さず、早く、正しく」扱う文化

  • すべてのAI利用は会社のプランとして契約
  • 万が一、パスワードや顧客情報を誤ってAIに入力した場合は、即報告のルール化
  • 定期的に行うセキュリティ監査・チェックリスト(管理チーム主導)
  • ガイドラインや利用方法の定義

🔍 実際の改善事例

  • GitHubで誤って.envをpush → 自動スキャンと.gitignoreテンプレートを全社導入
  • Cursor未使用のアカウント放置 → ヒアリングと再教育、使用停止でコスト最適化
  • Cursor、Copilot等の利用時はPrivateモード・cursorignoreの活用
  • Cursorの.mdcファイルのテンプレートを用意して、全社応用
  • ChatGPTなどはAIの学習へのデータ使用を無効化(オプトアウト)する